おふくろ便り第2号 | 高流量水素吸入療法、予防医療の推進、他
高流量水素吸入療法
あいち診療所おふくろでは、「患者様一人ひとりが、心身ともに健康で豊かな生活を送れる社会の実現」を目指して、医療サービスの充実に努めています。その中で、現代社会における多くの疾患が、酸化ストレスや慢性的な炎症が原因となることに着目し、新たな治療法として高流量水素吸入療法を導入しました。
水素吸入療法は、体内で発生する有害な活性酸素を選択的に除去することで、細胞を守り、炎症を抑える効果が期待されています。この療法は、慢性疾患を抱える方や、病気の再発を予防したい方にとって、身体の内側から健康をサポートする新しい選択肢となり得るものです。
私たちがこの療法を導入するに至った理由は、次の3つの思いからです。
1. 患者様の生活の質(QOL)向上を目指して
慢性疾患や加齢による健康への不安を少しでも和らげ、日常生活をより快適に過ごしていただきたいと考えました。水素吸入療法は、負担の少ない方法で体を内側からケアする手段として、多くの可能性を秘めています。
2. 予防医療の推進
医療は病気を治すだけでなく、病気の予防や健康維持に取り組むことも大切です。水素吸入療法を通じて、患者様が「病気になりにくい体づくり」を目指せるようお手伝いしたいと願っています。
3. 最新の医療技術を地域に届けるために
私たちは、最前線の医療を地域の皆様に提供することを使命としています。水素吸入療法は、研究が進む中で新たな可能性を見せており、この先の医療における重要な選択肢となると確信しています。
私たちはこれからも、患者様の声に耳を傾け、安心して利用していただける医療サービスを提供してまいります。水素吸入療法に関心のある方、もっと詳しく知りたい方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。

完全予約制
30分 1500円 75分 3000円
お電話又はご来院時にご予約ください。一か月後までご予約可能。
時間帯は診療所受付までお問合せください。
【お問合せ連絡先】あいち診療所おふくろ
2 0 2 5 年2 月1 日 節分:豆まき
睡眠センサー全室導入
このたび、おふくろの家では全室に睡眠モニターを設置しました。
これは、ご利用者様の健康と安全を最優先に考えた新たな試みです。
睡眠モニターは、利用者様の呼吸、心拍数、体動などを非接触型のセンサーで24 時間モニタリングします。これにより、夜間の異常や睡眠の質の低下を早期に検知することが可能となり、スタッフが迅速かつ適切に対応できるようになります。
また、夜間の無駄な訪室を避けることでご利用者様の快適な眠りを妨げることがなくなり、生活全体の質が向上することが期待されます。
さらに、データを活用することで、睡眠の質を数値化し、体調や生活リズムの変化を可視化することができます。この情報を、介護スタッフのケアに反映させることで、ご利用者様の活動性向上や健康維持に繋げることが可能です。
私たちは、これからも先進技術を活用し、ご利用者様の快適な暮らしと安全を支えてまいります。
読む栄養 フレイル対策①
管理栄養士 谷口 英司
みなさんは「フレイル」という言葉をお聞きになったことはありますか?フレイルとはfrailty フレイルティ=虚弱の意味で、加齢とともに、体力・気力が低下した状態のことを言います。健康と要介護になる間の状態で病気にかかりやすくなり、生活の質が低下することがあります。
フレイルには身体的(筋力低下)・精神的(認知低下)・社会的(社会交流低下)の主に3つの特徴があり、つまずき・転びやすくなった、うつや物忘れ、人と会うのがおっくうになったなどのサインがあります。認知症が進む、転んで骨折して寝たきりになるなど介護が必要にならないように対策をしていくことが大切です。
私たちの体を作るのは食べ物です。健康な体を保つため、積極的にとっていただきたい栄養が①たんぱく質②カルシウム③ビタミンD です。
- たんぱく質:血液、筋肉など様々な体を作る原材料となります。
- カルシウム:骨の材料であり筋肉の収縮、精神の安定の働きをします。カルシウムが不足すると骨を溶かしてカルシウムを活用します。
- ビタミンD:骨のカルシウム形成を助けて筋肉の合成を助けます。
これら3 つを意識して食事でしっかり栄養をとり、運動、社会交流を積極的に行うことでフレイル予防に努めていきましょう。
職員紹介
利用者一人ひとりの生活に合うような介護をして、信頼を得られるように努力します。
介護福祉士 渡邉 駿
新生児の予防接種から在宅看取りまで
広報部より
次第に暖かくなってきて、過ごしやすい日が増えてきました。いかがお過ごしでしょうか。
この時期は、桃の節句・お花見・プロ野球の開幕など、さまざまなイベントに心が踊りますが、個人的には誕生日を迎えるので、一年を通じて一番心が弾む季節です。
おかげさまで、3月上旬には〇〇歳( 内緒) を迎え、気持ち新たにと思っていたところですが、気持ち新たにといえば、前回発行より「金魚草」から「おふくろ便り」と誌名を変えています。
皆様に楽しんでいただける紙面づくりにしようと、今まで以上に全力で取り組んでいます。
これからも、新しくなった広報誌「おふくろ便り」をよろしくお願いしますね。(ka)